パポン氏が第 48th IEEE International Conference on Computers, Software, and Applications (COMPSAC 2024) で研究を発表しました

SDLabの修士1年生である パポン・チューハクライ 氏が、48th IEEE International Conference on Computers, Software, and Applications (COMPSAC 2024) にて以下の論文を発表しました。

Papon Choonhaklai, Kohei Ichikawa, Hajimu Iida, “An Evaluation of Time-Sliced GPU Sharing with KubeRay for Machine Learning Workloads”, 48th IEEE International Conference on Computers, Software, and Applications (COMPSAC 2024), July. 2024.

本論文では、著者らはKubernetes環境における機械学習ワークロードのGPU利用率を向上させるために、KubeRayとタイムスライスを用いた代替のGPU共有手法を評価しました。研究の結果、この方法はメモリ効率を改善し、複数の同時実行ワークロード間でより効率的なGPU共有を可能にすることが示されました。しかしながら、このアプローチは分散タスクの管理オーバーヘッドにより、特に並列ワークロードにおいてタスク完了時間が長くなる結果となりました。この研究は、GPUリソースの利用率向上と実行時間の増加との間のトレードオフを明らかにし、分散機械学習環境におけるGPU共有の最適化に関する洞察を提供しています。

Papon Choonhaklai (Can)
Papon Choonhaklai (Can)
Master’s Student

Master’s student at Information Science, Nara Institute of Science and Technology, Japan