森川君がICSME2024で発表しました
本研究室のM2森川君が2024年10月9〜11日にかけてアメリカで開催されたThe 40th International Conference on Software Maintenance and Evolution (ICSME2024)で第一著者として投稿した下記の論文を発表しました.
Yasuhito Morikawa, Yutaro Kashiwa, Kenji Fujiwara, Hajimu Iida: RevToken: A Token-Level Review Recommendation: How Far Are We?, In Proceedings of the 40th IEEE International Conference on Software Maintenance and Evolution(ICSME2024), Oct. 2024.
ICSME2024はソフトウェア保守と開発に関する研究を扱うCoreAランクの国際会議です.森川君が投稿したNew Ideas and Emerging Results Trackトラックでは,35本の投稿のうち10本の論文が採択されました(採択率28%).
本研究ではモダンコードレビューにおけるレビュアーの負担軽減を目的として,従来の提案手法よりもより細かなトークンレベルでの指摘箇所推薦手法を発表しました.
本研究では事前学習言語モデルであるCodeBERTをベースとしてFine-tuningを行い,モデルを構築しました. また,推薦時には,LIMEとCodeBERT内部のAttention機構の2つを用いることでトークンレベルの推薦を可能にし,OpenStackとQtBaseデータセットを使用した実証的評価では,変更が必要であると予測されたトークンの最大84%が実際に変更されていたことが実証されました.