カナダ・Waterloo大学,ルクセンブルク・Luxembourg大学,九州大学との共同研究がSANER2024で採録されました

本研究室の柏 助教がカナダ・Waterloo大学,ルクセンブルク・Luxembourg大学,九州大学と共同研究を行っており,共同研究の成果がソフトウェア工学のトップカンファレンスのひとつであるThe 31th IEEE International Conference on Software Analysis, Evolution and Reengineering (SANER2024)で論文が採録されました. SANER2024は,2024年3月12日〜15日にかけてフィンランド・Rovaniemiで開催されました.採択された論文は以下の通りです.

Issei Morita, Yutaro Kashiwa, Masanari Kondo, Jeongju Sohn, Shane McIntosh, Yasutaka Kamei, Naoyasu Ubayashi, “TraceJIT: Evaluating the Impact of Behavioral Code Change on Just-In-Time Defect Prediction”, International Conference on Software Analysis, Evolution, and Reengineering (SANER'24), Mar. 2024.

本研究では,継続的インテグレーション上でソフトウェアの振る舞いをモニタリングし,振る舞いの変化から不具合を予測する手法を提案しています. Apache commonsプロジェクトを用いた実証実験の結果,既存手法と比べて精度(PR-AUC)が14.1%向上することが明らかになりました.

当該論文は以下から確認できます. https://github.com/Yutaro-Kashiwa/papers/blob/master/SANER2024_Morita.pdf

柏 祐太郎
柏 祐太郎
助教

2015 年 (株)日立製作所に入社,システムエンジニアとして勤務.2017 年日本学術振興会特別研究員(DC1).2020 年 和歌山大学大学院システム工学研究科博士後期課程修了. 同年九州大学大学院システム情報科学研究院 特任助教.2022年 奈良先端科学技術大学院大学 助教.ソフトウェア工学,特にソフトウェア品質保証の研究に従事. 博士(工学).